神奈川県横浜市都筑区仲町台5丁目2−25
ハスミドミトリー001
2018年9月28日
先日里親さん募集中の猫のわさびちゃんとあがり君のシャンプーを当院の動物看護師の平野さんがしてくれました。わさびちゃんは余裕の様子でしたが、あがり君は緊張してかたまっていました。女の子の方が度胸があるのかもしれませんね。
↑ドライヤーで乾かしてもらっているあがり君、大人しくやらせてますが実は緊張しています。
2018年9月24日
今回は眼のトラブル、特に角膜潰瘍について投稿させて頂こうと思います。角膜潰瘍はわんちゃんに多い眼のトラブルで、引っ掻いた、ぶつけた等の外傷や、ウイルスや細菌感染などが理由で、角膜という黒目の表面部分の膜が傷つくことで出来ます。
症状はわかりやすく、眼をショボショボさせる、目ヤニが増える、眼が充血している等が認められます。診断方法はいくつかあるのですが、よくやられる検査として傷を染色する方法があります。肉眼的に傷が見えるケースもあるのですが、わかりにくいケースもあり、そのような場合でも傷がわかりやすくなります。また傷の深さや範囲を評価するのにも有用な検査法です。
2018年9月21日
先日足を痛めてしまったワンちゃんがご来院されました。身体検査にて股関節の異常が触知されましたので、レントゲン検査を実施させて頂きましたところ、股関節脱臼を起こしていました。大腿骨頭骨頚周囲の変形が両側に起こっており、逆側の股関節が浅い、また犬種や経過などから、元々股関節形成不全があり、脱臼しやすかったところに何かしらの外力が加わり、脱臼してしまったのではないかと疑われました。
2018年9月13日
最近涼しくなり、過ごしやすくてとてもありがたいです。
先日結石が尿道につまってしまい手術をさせて頂いた子がいます。少し前から膀胱に多量の結石が見つかっていたのですが、14歳くらいの高齢の女の子のわんちゃんで、心臓に雑音もあり、手術のリスクが高めなので、飼主様とどうするか悩んでいました。今回運悪く尿道に結石がつまってしまったので手術をさせて頂くこととなりました(尿道に結石がつまるケースは男の子では多いのですが女の子ではまれとなります。また尿道に結石がつまると、尿が出なくなり、放っておくと腎臓が急激に障害され危ない状態となります。)。幸い無事手術も終わり、抜糸まで終わりました。排尿も問題なく、元気にしてくれているようです。
2018年9月3日
今日は、動きたがらず元気がないというトイプードルさんの治療のご紹介です。
少し前から動きたがらず元気食欲が落ちているということで来院されました。
他院で血液検査やレントゲン検査などの一般検査は受けており、大きな異常がなく腰痛ではないかとのことでした。
当院に来院時、背中が痛そうで腰を曲げていました。
2018年8月24日
外耳炎に続きまして、耳のトラブルに耳血腫というものがあります。それ程多い病気という印象はないのですが、ここ数ヶ月で何件かご相談がありました。
耳介(耳のヒラヒラした部分、柴犬のように立っていたり、ダックスのように垂れていたりします)と呼ばれる部分に血液や漿液が貯まった状態を耳血腫と言います。多くの方は、耳を気にしている、耳が腫れている等で連れて来られます。
外耳炎に伴い耳が痒くなり、振ったり掻いたりして耳内部の血管が損傷して発症するというような物理的な要因の他、免疫的な要因が考えられているようですが、実は発症原因はまだよくわかってないようです。
治療法は、耳介の表面と裏面を縫い合わせる方法、排液のための穴を開ける方法、穴がしばらく閉じないようにチューブを入れたままにする方法、インターフェロンやステロイド剤を耳の中に注入する方法等があります。それぞれの治療にはメリットとデメリットがありますので、もし耳血腫になった場合は、よく担当の先生と相談してください。
2018年8月24日
8月もそろそろ終わりになろうとしていますが、まだまだ暑いですね。
わんちゃんでよくある病気の1つに外耳炎があります。開院して3ヶ月が経ちましたが、やはり外耳炎でいらっしゃる方は多いです。症状としては、耳の痒みや違和感で、首を振ったり足で掻いたりします。また耳垢が多い。耳から悪臭がする。耳を下にして頭を傾ける等が挙げられます。
外耳炎の原因としては、アレルギーや内分泌疾患、異物、耳疥癬、耳垢腺の異常、腫瘍、誤ったケア等、様々なものがあります。元々耳には、汚れを徐々に内側から外側に出していく自浄作用があるのですが、上記のような原因で、自浄作用が低下し、耳の中の環境が悪化すると、外耳炎が発症し、細菌や真菌が増えるのだそうです。
外耳炎はあまりひどくなってから治療をすると、治りにくくなることがありますので、おかしいなと感じられたら、早めにかかりつけの先生にご相談するようにしてください。
2018年8月9日
犬のワクチン抗体価の検査について病院へのお問い合わせが多くなっております。
当院でも、犬用ワクチチェックを導入することにいたしました。
ワクチンを接種する前に院内で検査をして、免疫が残っているかを確認できるようになります。
2018年7月30日
院長の中西啓介です。
病院を始めて約2ヶ月半が経ちました。たくさんの方が色々な相談にいらして下さいました。本日は骨折のワンちゃんについて投稿させて頂こうと思います。
この子は散歩中にリードがひっかかって足を痛めてしまったとのことで、来院されました。院内で跛行と、身体検査にて足先の疼痛(痛み)を認め、レントゲン検査が必要と判断し、実施させて頂きました。検査の結果、第3中手骨の斜骨折が認められました。
人でいうと手の甲で触れる手首のあたりから中指につながっている骨です。ちなみに人も同じように中手骨と呼ぶようです。たぶん人の方が本家です。骨の名称は人もワンちゃんもほとんど一緒のようです。さらに余談ですが、ワンちゃんには鎖骨がありません。
中手骨骨折の治療法としては、手術や包帯での固定等が挙げられます。今回は相談の結果、包帯をして骨の癒合をみさせて頂くことと致しました。
①一番最初のレントゲン画像
右側の真ん中の骨が斜めに折れているのがわかります。指も少し外側にねじれています。
②包帯後のレントゲン画像
包帯をして(前肢の周りのぼやっとしたものがレントゲンに写った包帯です)、出来る限り骨折部を元あったように寄せて、固定しています。
③約2ヶ月後のレントゲン画像
骨の癒合が進んだので、包帯を外し、徐々に普段の生活に戻って頂くようにさせて頂きました。
その後、しばらくしてご連絡させて頂いた時には、特に後遺症もなく元通りに走り回っているとのことでした。元気にしてくれていると聞くと、とてもうれしいですね。
今回は包帯での治療とさせて頂きましたが、同じ部位の骨折でも、患者さんによって何が良いかというのはいつも変わってきます。特にワンちゃんは小型犬〜大型犬まで体重が変わりますし、骨折した手を使わないでねと言っても聞いてくれません。もし不運にも骨折してしまった場合には、その子の性質等も含めて、担当の先生とよく相談して貰うとよいかと思います。
2018年7月27日
酷暑続きでしたが、やっとちょっと涼しくなって過ごしやすくなったかなと思ったら台風が近づいているようです。
暑いのがとても苦手なので、またものすごく暑くなったら嫌だなあと悩んでいます…。
今日は、椎間板ヘルニア疑いで鍼治療を受けてくれたミニチュアダックスフントさんについて。