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神奈川県横浜市都筑区仲町台5丁目2−25
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《予防》しつけと病気の予防

2019年9月10日

今回はしつけと病気の予防について書いてみようと思います。わんちゃんを飼っている方で病気の予防と言えば、毎年の狂犬病ワクチンや混合ワクチン、フィラリアの予防等を思い浮かべられるかもしれません。もちろんこれらも大切な予防なのですが、他にも様々な病気の予防法があります。例えば歯周病に対してのデンタルケア、皮膚病に対してのスキンケア等が挙げられます。

ワクチンは病院で注射をして貰えば、それで終わりですし、フィラリアの予防も毎月お薬を忘れずに飲ませたり、つけたり、時には注射をしてもらえば、比較的簡単に予防が出来ます。しかしデンタルケアやスキンケアは、自宅で飼主さん自身が日頃からしてあげるものとなり、中々根気がいる予防となります。もちろん上手にケアをしてあげると、その効果はとても大きなものとなります。歯周病により、頬に膿が貯まり破裂してしまうケースや、顎の骨が溶けて骨折してしまうケース、犬歯の根元が溶けて鼻まで穴が開いて慢性鼻炎を起こしてしまうケース、歯周病菌に体の免疫力が負けて敗血症になってしまうケースの他、歯周病が原因として疑われた肺炎、肝膿瘍、腎盂腎炎、敗血症などの患者さんも多数経験があります。デンタルケアにより歯周病を予防することにより、これらのトラブルを未然に防ぐことが可能となります。また皮膚炎になりやすい子に対して、適切なスキンケアを行ってあげると、お薬を減らせたり、皮膚炎の再発する期間が伸ばすことが出来たりします。

デンタルケアやスキンケアもとても効果的なものではあるのですが、やりたいけどワンちゃんがやらせてくれないというご相談をよく受けます。これらのケアをしていくにあたり、重要になってくるのが、普段からのしつけとなります。

しつけは特に若いうちが特に重要となりますので、できたら若いうちからのトレーニングがすすめられます。しつけに関してわからないことがありましたら、無料相談会を実施しておりますので、ご利用頂ければと思います。

《予防》熱中症

2019年7月30日

先週末は仲町台の夏祭りでした。台風が近づいていて用意をすすめていらっしゃった商興会の皆さんもハラハラされていましたが、無事開催されて良かったです。今年の7月はくもりと雨の日が多くて、去年と比べると比較的涼しくて過ごしやすい日が続いていたように感じます。そしてここ数日ついに夏が来たという感じがします。この時期特に気をつけないといけないのは「熱中症」です。

毎年夏場になると、「熱中症で◯◯人が救急搬送されました。」とよくニュースになります。メディアでよく取り上げられるようになり、多くの方は熱中症は大変な病気なんだとご存知なのではないかと思います。一昨年はわかっているだけで600名以上の方が熱中症で亡くなっており、その8割近くが65歳以上の高齢の方だったようです。

こんな危ない熱中症ですが、実は人だけの問題ではなく、わんちゃん猫ちゃんでも問題となります。わんちゃん猫ちゃんは人と違い全身で汗をかけず、また全身が毛で覆われていますので、体温調節能力が弱い傾向にあります。特にわんちゃんは暑さに弱い子が多く、私が診る熱中症患者さんの多くはわんちゃんです。その中でも呼吸器の弱い子(パグやフレンチブルドッグ等の短頭種は短頭種呼吸器症候群という病気を持っていることが多いので要注意です。余談ですが若い内の治療が効果的となります。)、心臓の悪い子(高齢のチワワやキャバリア等が多いです)は特に重症化しやすいように感じられますので、よくよく注意してください。

熱中症の初期〜中期は、パウンティング(ハアハア呼吸をする)、体温が上がる、心拍数が上がる、よだれが多量に出るとったような症状が出ます。重症化すると、ぐったりする、嘔吐、下痢、ふるえ、意識が無くなる、痙攣を起こす等の症状が見られ、最悪亡くなってしまいます。実際診療をしていて重症の子で亡くなってしまう子もいますし、何とか助かっても脳をはじめとした諸臓器に後遺症が残ってしまう子もいます。もちろん集中治療をして元気に退院していく子もいます。熱中症になったら、いかに早く発見して対処するかが1つのポイントになるかと思われます。

もし熱中症が疑われた場合は、なるべく早めに病院にかかるようにしてください。また応急処置としては、冷た過ぎない常温の水を全身にをかけてあげる、常温の水で濡らしたタオルで体を包んであげる、涼しい場所で風を送ってあげる等をしてあげると良いことが多いです。

最後になりますが、熱中症で重要なのは何より予防となります。室内飼いの場合は日中部屋が暑くなるようでしたら、エアコンを利用する。お散歩は早朝や夜涼しくなってからする等して頂くと良いと思います。

《皮膚》スキンケアの院内セミナーを受けました

2019年7月5日

気がつくと今年も半年が過ぎて7月になりました。子供達が短冊に願い事を書いており、そういえば七夕が近いことに気がつきました。七夕は何故か曇りや雨が多いですが、今年は晴れてくれると良いですね。

今回スキンケアセミナーをスタッフ全員で受けました。動物病院の受診理由として皮膚のトラブルが上位にランクインされるそうです。当院でも皮膚のトラブルを抱えてご来院される方が多いです。特にわんちゃんが多い印象です。皮膚病の原因は細菌、真菌、寄生虫といった感染症やアレルギー、ホルモン疾患、栄養障害など様々です。治療の為にはお薬も重要なのですが、治療効果を上げるためにはスキンケアがとても重要になります。実際にスキンケアをすることで良くなった患者さんは多数いらっしゃいます。例えば乾燥肌の患者さんですが、食事療法、色々なお薬を試したが良くならないということだったのですが、乾燥肌のケアを併用してあげるととても良くなったという子もいました。

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《おしらせ》6月よりしつけのお悩み相談会が始まります。

2019年5月30日

以前よりワンちゃんのしつけに関するご相談が多く、この度知人のドッグトレーナーさんをお招きし、しつけのお悩み相談会を実施していくことと致しました。トレーナーさんは横浜市の各地で市民講演をされており、またYouTubeでもとても評判の遠藤エマさんです。とても明るくて気さくな方ですので、何かお悩みがありましたら、是非ご相談してみてください。

日時:第2・4火曜日 12:00〜15:00 要予約

(1組30分までとさせて頂きます)

場所:横浜もみじ動物病院

料金:無料

お申し込み先:045−532−9779

対象:当院に受診されているワンちゃんの飼主様

※当日わんちゃんの同伴は出来ません。

《整形》大腿骨頭壊死症(レッグ・カルベ・ペルテス病)

2019年4月14日

4月になりました。今年も桜がきれいに咲いていますね。今年から桜を育ててみようということで、小さな桜を買って病院の前で育て始めました。小さな桜なのですが綺麗な花を咲かせています。どこまで大きくなるのか楽しみです。

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《おしらせ》トリミングを始めます

2019年3月22日

以前よりトリミングのお問い合わせを頂いており、この度トリマーさんが来てくださることになりましたので、当院でもトリミングを始めさせて頂こうと思います。当院にて診療を受けて頂いている方のみの対応となります。ご希望がありましたら、一度ご連絡下さい。近日中にホームページでも詳しい情報を載させて頂こうと思っています。宜しくお願い致します。

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《外科》鼠径ヘルニア

2019年2月28日

2月も最終日となりました。最近お腹の調子が悪くなる子が多い印象をうけます。寒暖の差が激しいので、体調にお気をつけ下さい。

ヘルニアという言葉を聞いたことはありますでしょうか?ヘルニアと言うと腰が痛くなるやつという印象があるかもしれません。確かに一般的にヘルニアというと腰が痛くなる椎間板ヘルニアが有名だと思われます。今回はヘルニアはヘルニアでも、鼠径ヘルニアというものについて書こうと思います。

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《漢方》塗る漢方薬はじめます。

2019年2月7日

先日、塗る漢方薬のセミナーに行ってきました。

『塗る漢方薬』とは、皮膚に塗って吸収されるオイルタイプの漢方薬です。

昨年の10月から毎月1回、丸一日講義を受けています。

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《がん・腫瘍》研修報告

2019年1月30日

先日は大阪の学会に参加してきました。会場近くに大阪城があったので、写真を撮ってみました。ライトアップされてとても奇麗でした。私は城、神社、寺などその土地の歴史に関するものが好きで、中に入ってみたかったのですが、時間がなく断念しました。

今回は、がん治療における「細胞診断学」、「画像診断学」、「化学療法・抗がん剤治療」、「放射線療法」等の講演を聞きました。基礎的な内容がメインではあったのですが、知らないことがあったり、以前と違う部分があったりととても勉強になりました。また色々と考えさせられました。

獣医療は日々進歩しています。そのため以前正しいと言われていたことが、今は正しくないということもよくあります。例えば、胃腸炎や膵炎の際の長期の絶食は今は基本的には良くないと言われています。また手術前の絶食に関しても見直されてきています。一方で以前は否定された事柄が見直されるということもあります。私は卒業してまだ10年までは経っていないのですが、学生の時に習ったことが今は違うというのはよくあります。新しいことを勉強し続けることの大切さをいつも感じます。ただその知識が本当に正しいのかを、検証することも大切だなと感じます。

「がんで死なない日がくる」とノーベル賞を受賞された先生がおっしゃっていましたが、いつかそんな日がくると良いですね。

《生殖器》子宮蓄膿症

2019年1月7日

あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。年末年始は皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?私は今年も長福寺さんで除夜の鐘をつかせて頂き、淡島神社と鶴岡八幡宮に初詣に参りました。

「子宮蓄膿症」という病気を耳にしたことはありますでしょうか?避妊手術を受けていない高齢のわんちゃんに多い病気の1つで、避妊手術を受けられる方も多いように感じますが、それでも毎年何頭も出会います。突然元気や食欲がなくなり、ぐったりとしてきて、そのまま放っておくと命を落としてしまう可能性が高い恐ろしい病気です。持病があったり、時間が経って弱ってきていたりすると中々大変なのですが、完治することも可能な病気でもあります。

飼主さんのほとんどは、何だか元気や食欲がないということで連れて来られます。お話を聞いていると吐いている、便がゆるい、陰部からの出血が長引いている、先月発情があったばかりなのに、また出血している等が聞かれることがあります。

わんちゃんは、年に2回程発情がくるのですが、発情後しばらくはホルモンの影響で、免疫力が低下してしまいます。この免疫力が低下している時期、特に発情出血から1〜2ヶ月位の時期に子宮蓄膿症という病気が起こりやすいです。陰部から子宮に細菌が入り込み、子宮の中で増殖し、化膿・炎症を引き起こし、細菌や細菌の作り出した毒素が子宮から体中に回ってしまい、体中の臓器がダメージを受けて、最終的には亡くなってしまいます。

治療方法はいくつかあるのですが、手術により病変部である子宮と卵巣を摘出することが、比較的多く実施されている治療法かと思われます。もし不運にも子宮蓄膿症にかかってしまいましたら、その子その子の状態によってどんな治療法が適切であるか違いますので、担当の先生とよくご相談下さい。

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