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《予防、歯》デンタルケア・歯科処置・歯石除去

2018年9月30日

近年、ワンちゃんの平均寿命が伸びてきました。小型犬では約14歳だそうです。これはワクチン接種やフィラリア予防などの予防意識の高まりが1つの要因と考えられています。そんな中、さらなる予防としてデンタルケアが注目されています。歯がきれいな子と汚い子では、寿命が1〜2年くらい違うというデータがあるようです。

ワンちゃんは歯周病が多いのですが、歯の周囲に歯垢が付着し、歯石となると徐々に歯や歯の周りの組織が溶けてダメになってしまいます。歯がダメになるだけでなく様々なトラブルが併発します。超小型犬で時々ありますが、骨も溶かしますので顎が折れてしまうことがあります。ダックスで多いイメージがありますが上顎の犬歯の根っこがダメになり、鼻まで穴があき(口鼻瘻)、慢性鼻炎となり鼻水・くしゃみが続いてしまうこともあります。歯石は細菌の塊で、常に菌を飲み続けることになりますので、心臓、肝臓、腎臓などの色々な臓器を悪くしてしまうこともあります。特に高齢となり免疫力が低下してきてから、歯が原因で大きなトラブルとなったのであろうという患者さんに何件も何十件も出会っています。ひどいものでは口の中から常に膿みが出続けて、敗血症となり命の危機に落ちいったり、肝臓に膿みがたまったり(肝膿瘍)、肺炎や腎盂腎炎になったりと様々です。

↑歯に付着している茶色い物が歯石です。

↑歯科処置・歯石除去をしてきれいな歯に戻っています。この子は幸いダメになった歯はありませんでした。

歯周病の予防の一番は歯磨きとなります。できましたら是非チャレンジしてみてください。もちろん毎日がベストなのですが、週1回でも2回でもやってあげると違うと思います。デンタルケアの方法がわからない、またもうすでに歯周病になってしまっている場合にはがかかりつけの先生と相談してみてください。