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《漢方》塗る漢方薬はじめます。

2019年2月7日

先日、塗る漢方薬のセミナーに行ってきました。

『塗る漢方薬』とは、皮膚に塗って吸収されるオイルタイプの漢方薬です。

昨年の10月から毎月1回、丸一日講義を受けています。

漢方薬を使うにあたって、中医学の基礎から学ぶ必要があり、毎回の講義の後はとてもヘトヘトになりますがとても勉強になります。

漢方薬は中国医学(中医学)の分野で、中医学の身体の考え方をベースに体質や症状をしっかり見きわめて、それぞれにあわせた漢方薬の処方(オーダーメイド処方)をします。

それによって、QOL(生活の質)、未病(病気の一歩手前)や体質を改善していくことができます。

例えば、腎不全、椎間板ヘルニア、てんかんなどの神経症状、腫瘍などの西洋治療の補助として、漢方薬はQOL改善などに有効です。

また肉球のカサカサや弾力がなくなってきた、身体のイボやシミが多くなってきた、脱毛が多いなども未病のサインなので、漢方薬が有効です。

当院でご用意しているメインの漢方薬は、イスクラ産業のペット用漢方サプリメントです。

サプリメント扱いなので保険は適応外ですが、生薬なのでしっかり体質を見きわめて処方されれば、効果が出てくることがほとんどです。

錠剤タイプのお薬なので内服ができる子たちにはとっても良いのですが、内服を全くやらせない子にはとっても投薬に苦労するオーナーさんが多いです。

そこで、皮膚に塗って吸収される『塗る漢方薬』も治療の選択肢の一つになるように導入し始めました。

飲むタイプと同様に体質や症状をみてブレンド・濃度を調節して処方します。

耳の内側などの皮膚に塗るだけなので、投薬のストレスが軽減されます。(漢方薬とアロマオイルがまざったようなにおいがあります。)

高齢で西洋薬が効かない慢性のくしゃみ・鼻水のワンちゃんで、内服が困難な為塗る漢方薬を処方したところ、2週間ほどで症状の改善がみられました。

 

病気ではないけれども何かおかしい・調子が悪そう・慢性疾患などの症状には、漢方薬も症状改善の一つの手段として有効な場合が多いです。

気になる方はぜひご相談ください。