神奈川県横浜市都筑区仲町台5丁目2−25
ハスミドミトリー001
2022年2月3日
続いて、内視鏡・胃カメラについてです。
個人的には、吐かせても異物が出てこなかった時や、吐かせると食道に刺さりそうで危ない時などに利用します。
全身麻酔が必要なので、そちらのリスクを考慮しながらとなります。またごはんを食べてしまっていると、処置が難しくなりますので、異物を食べた時に動物病院を受診する際は、ゴハンを与えるどうかは受診前に担当の先生に確認した方が良いです。基本的には絶食が無難ですが、催吐処置をする際には、病院ではゴハンを食べない子は、自宅でゴハンを食べて来てもらった方が良いと判断するケースもあるかもしれません。
ここから実際の胃カメラを使った症例についてです
↓レントゲンで胃の中に何かあることがわかります。レントゲンで写ってくれるとわかりやすいです。
飼い主さんは、異物を食べたかどうかわからず、自宅で何度か吐いたけれども、異物が出てこなかったため、胃カメラを実施することになりました。
↓胃カメラで見た胃の中の異物
↓こういった器具を使って異物を取り出します。
↓摘出した異物
摘出した後、麻酔覚醒も良好でしたので、当日夕方には無事帰宅されました。