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《予防・呼吸器》短頭種呼吸器症候群

2021年1月28日

寒くて乾燥した日が続いています。喉が弱いウチの家族にはツラい時期です。ということで?今回は呼吸器(鼻、喉、気管など)の病気を1つピックアップして書いてみようと思います。

皆さんは短頭種という言葉をご存知でしょうか?フレンチ・ブルドッグ、イングリッシュ・ブルドッグ、パグ、ボストンテリア、シーズーといった鼻ペチャの犬種のことを言います。鼻ペチャで愛嬌のある短頭種ですが、覚えておいて頂きたい病気があります。それが「短頭種呼吸器症候群」です。

短頭種呼吸器症候群は、短頭種特有の頭周りの構造が原因で起こってしまう呼吸器のトラブルです。外鼻孔狭窄(鼻の穴が狭い)、軟口蓋過長(喉周りの鼻と口を分ける部分が異常に長い)、気管低形成(気管が細い)、気管虚脱(本来硬くなければならない気管が軟らかくなり変形してしまう)他、様々なトラブルが複雑に絡み合って起こる病気です。

症状は、寝ていてよくイビキをする、安静にしているのにグーグー、ブーブーといった呼吸音が聞こえる。咳や嘔吐などが見られます。重症化すると呼吸困難が悪化し、チアノーゼや湿疹、場合によっては亡くなってしまうこともあります。

お薬で症状の緩和も可能なのですが、構造的な問題なので、根本的な治療法は手術となります。鼻や喉、気管など様々なトラブルが絡み合っての病気なので、手術法はいくつかあり、必要に応じて組み合わせて実施していきます。症状が軽いうちは治療成績は良いのですが、悪化すると成績が悪くなり、合併症率も高くなります。特に鼻の穴が狭い子は悪化しやすいとされていますので、要注意です。

もちろん全ての短頭種のワンちゃんが治療が必要であるというわけではないのですが、ずっと一緒に暮らしていると慣れてしまい、異常な呼吸音などの症状を、普通のことと認識している飼い主様も時々おられます。改めておかしいなと感じたら、かかりつけの先生に一度相談してみると良いかもしれません。

あとこれは個人的な意見ではありますが、リスクの高そうな子は予防として、若いうちにまず合併症率が低い鼻の穴を広げる手術を受けておくと良いかもしれません。当院では6〜12ヶ月位で避妊・去勢手術をする際に、一緒に手術をご提案させてケースもあります。(この部分は先生によって様々なご意見がある部分となります。)

  

↑鼻の穴が狭くなっています(左側)    ↑同じ子で手術で鼻の穴を広げています(右側)

↑喉の奥の軟口蓋という部分が長くなっています

↑ 軟口蓋の長くなった部分を切除して喉の引っ掛かりを改善させています