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《生殖器》子宮蓄膿症

2019年1月7日

あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。年末年始は皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?私は今年も長福寺さんで除夜の鐘をつかせて頂き、淡島神社と鶴岡八幡宮に初詣に参りました。

「子宮蓄膿症」という病気を耳にしたことはありますでしょうか?避妊手術を受けていない高齢のわんちゃんに多い病気の1つで、避妊手術を受けられる方も多いように感じますが、それでも毎年何頭も出会います。突然元気や食欲がなくなり、ぐったりとしてきて、そのまま放っておくと命を落としてしまう可能性が高い恐ろしい病気です。持病があったり、時間が経って弱ってきていたりすると中々大変なのですが、完治することも可能な病気でもあります。

飼主さんのほとんどは、何だか元気や食欲がないということで連れて来られます。お話を聞いていると吐いている、便がゆるい、陰部からの出血が長引いている、先月発情があったばかりなのに、また出血している等が聞かれることがあります。

わんちゃんは、年に2回程発情がくるのですが、発情後しばらくはホルモンの影響で、免疫力が低下してしまいます。この免疫力が低下している時期、特に発情出血から1〜2ヶ月位の時期に子宮蓄膿症という病気が起こりやすいです。陰部から子宮に細菌が入り込み、子宮の中で増殖し、化膿・炎症を引き起こし、細菌や細菌の作り出した毒素が子宮から体中に回ってしまい、体中の臓器がダメージを受けて、最終的には亡くなってしまいます。

治療方法はいくつかあるのですが、手術により病変部である子宮と卵巣を摘出することが、比較的多く実施されている治療法かと思われます。もし不運にも子宮蓄膿症にかかってしまいましたら、その子その子の状態によってどんな治療法が適切であるか違いますので、担当の先生とよくご相談下さい。