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《予防》しつけのお悩みについて1

2023年2月21日

今回ぜひワンちゃんを飼ってよかったなと思って頂きたいと思ったため、しつけについて書かせて頂きました。個人的な見解が多く、決して全てが正しいと思ってはいません。また辛辣なことも書いていますが、できたら大きなトラブルになって欲しくないという気持ちからのものです。お気を悪くされるかもしれませんがご容赦願います。

 

・・・ワンちゃんのしつけのお悩みについて、すぐに書きたい所なのですが、必要なことなので、まずワンちゃんを飼う上での基本的なルールを書かせていただきます。日本にはワンちゃんを飼う上でのルールに「動物愛護法」、「狂犬病予防法」、「感染症法」、「各都市における条例」等があります。飼い主さんは、これらのルールを最低限守らなければなりません。簡単に言うと・・・

 

◯虐待などはせず愛情を持って最後まで飼ってください。

・飼い主さんには、終生飼養の義務があり、基本的には亡くなる時まで責任を持って飼い続けなければなりません。

・どうしても飼えない場合は、次の飼い主さんを探してあげてください。

・動物を捨てることは虐待となります。私自身も何度か発見したことがありますが、動物病院の前に動物を捨てる方がいらっしゃいました。これは虐待となり罰則があります。近年では法律が厳しくなり、獣医師がこういった虐待行為を見かけたら通報する義務が出来ました。

・虐待は、正当な理由なく動物を殺したり傷つけたりする積極的な行為だけでなく、必要な世話を怠ったりケガや病気の治療をせずに放置したり、充分な餌や水を与えないなど、いわゆるネグレクトと呼ばれる行為も含まれます。海外では、過剰に太らせることも虐待だと判断されたケースもあるようです。普通に飼っていれば、まず何か問題になることはないですが、動物に対する扱いについて社会の見る目が少しずつ厳しくなってきているなと感じます。

 

◯他の方に迷惑にならないように飼ってください。

・お散歩中にうんちをしてしまったら持って帰ってください。

・誰かを怪我させてしまったら、飼い主さんとして責任を持って対応をする必要があります。まずは相手の方が怪我をされてますから、病院へ行って頂く必要があるでしょう。また翌日までに地域の保健所に報告する義務があります。

※当院でも毎年何件かは、人やワンちゃんを噛んだ、噛まれたということでご相談に来られます。人が怪我した場合の治療は、獣医師ではなく、人医師、皮膚科や外科にご相談ください。噛んだ側のワンちゃんの飼い主さんは保健所へ報告し、狂犬病の鑑定(ここで動物病院にかかることになります)等、所定の手続きを受けてください。噛まれた側のワンちゃんの治療については、もちろん動物病院での対応となります。

※事故が起きた時、近年は社会が感染症への関心が増していますので、噛まれた側から「お宅のワンちゃん感染症に罹っていないですか?」と、かなりシビアに問われるケースがあります。狂犬病の予防接種はもちろん義務ですし、その他の予防を実施しておくことは、感染症からワンちゃんやご家族を守るだけでなく、周りの方を守ることにもなります。またいざという時にキチンと飼っているという証明にもなりますので、とても重要かと思われます。

 

◯迷子や災害時の個体識別のためにマイクロチップを入れましょう。

・マイクロチップが義務化されています。すでに飼っている子の場合は、努力義務という形となっております。(2023年現在では、罰則などはないです)

 

◯お住まいの市町村にワンちゃんの登録をしましょう。

・生後91日齢以降のワンちゃんは、飼っていることをお住まいの市区町村の窓口へ申し出て登録し、鑑札(マイナンバーのようなモノです)を発行してもらう必要があります。

 

◯感染症にならないよう、感染症を広げないように飼いましょう。

・日本にはワンちゃん同士でうつる病気や、ワンちゃんから人にうつる病気もあります。特に狂犬病は国内には無い病気なのですが、人間も感染する危ない病気なので予防接種は義務となります。近年では感染症への意識が高まっておりますので、賃貸での飼育時、ドッグランやトリミング、ペットホテルを利用する時などに、混合ワクチンやフィラリア予防、ノミダニ予防等の証明書の提示を求められる機会も増えてきています。

 

などです。

法律の改正が定期的にありますので、動物を飼う時はそういった情報もなるべく仕入れるようにしてください。