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《麻酔》麻酔前のごはんのお悩み「術前給与」

2018年10月18日

病院内の掲示物が分かりにくいということで、副院長と看護師さんが頑張って掲示板を整理してくれました。センスのない私にはできないことで、とてもありがたいです。

 

今回は「麻酔前のごはん」について書かせて頂こうと思います。避妊去勢手術、デンタルケア等の予防をはじめ、わんちゃん猫ちゃんは全身麻酔をかける機会が比較的多いです。全身麻酔を安全に実施していくために、これまでも色々な研究がなされ発展してきました。

わんちゃん猫ちゃんが全身麻酔を受ける際には、12時間の絶食・絶水がこれまでスタンダードとされてきました。麻酔のご説明の際に、ごはんとお水を抜いてきて頂くようお願いするのですが、「ごはんが食べられないのがかわいそう。」「家族で朝ごはん食べずに来ました。」などお話を頂くことがあります。時には「実はごはんを少しあげました」というケースもあります。

絶食・絶水が何故重要かと言うと、命の危険に関わる誤嚥性肺炎を防ぐためです。麻酔で消化管機能が低下するため、胃の内容物が逆流し、気管や肺に入りやすくなり、結果として誤嚥性肺炎が起こりやすくなってしまいます。

しかし近年長期(12時間)の絶食・絶水は良くないかもしれないと言われ始めています。長期の絶食・絶水でも胃の内容物の逆流が起こりやすくなり、また術中・術後のエネルギー不足に陥りやすくなるとされています。そこで新しく提案されているのが、液体の療法食を手術の4〜6時間前に与えるという方法です。これにより、胃の内容物の逆流のリスクとエネルギー不足が改善したというデータが示されました。当院でも何頭か実施させて頂きました所、麻酔後に療法食を与えなかった子達より元気にしている、ごはんを食べてくれる子が増えたように感じます。必要と判断される患者さんや、ご希望のある方に関して、相談しながら実施していこうと考えております。

※今回の投稿は、決して手術前の絶食・絶飲をしなくても良いという物ではありません。必ず手術を担当される先生の指示に従うようにしてください。