神奈川県横浜市都筑区仲町台5丁目2−25
ハスミドミトリー001
2018年8月9日
犬のワクチン抗体価の検査について病院へのお問い合わせが多くなっております。
当院でも、犬用ワクチチェックを導入することにいたしました。
ワクチンを接種する前に院内で検査をして、免疫が残っているかを確認できるようになります。
犬用ワクチチェックとは、院内でコアワクチン(ジステンパーウイルス、犬パルボウイルス、犬アデノウイルス)の抗体を検出できる検査キットです。
検査時間に最低23分間かかりますが、お時間をいただければ院内で免疫が残っているか確認することができます。
免疫が残っていると判断することができれば、ワクチンを延期するかどうかというご提案ができます。
免疫が足りなかった場合は、ワクチン接種が推奨されるということになります。
しかし、もし一種類だけ免疫が足りなかったという結果であっても、一種類だけというワクチンは現在製造されていない為、今まで通り5種や6種のワクチンを接種するということになります。
また、院内で検査できるものはコアワクチンの3種類のみですので、犬パラインフルエンザウイルスや犬コロナウイルスなどの抗体検査はご希望される場合は外注検査となります。
ワクチン接種証明書は、ドッグランやペットホテルやトリミングサロンなど犬が集まるところでは必須である場所が多いです。
ワクチチェックでコアワクチンの抗体があると判断された場合は、コアワクチンの抗体価があるという証明書をお出しすることができます。
しかし利用される場所によって、ワクチンを打っていなければダメというところや、レプトスピラ感染症のリスクがある地域に行く場合などにはワクチン接種が推奨されます。
ライフスタイルによって、毎年ワクチン接種がいいか、抗体チェックをしてからが良いか変わってきます。
高齢でワクチン接種を悩んでいる方や、ワクチンを打つと数日調子が悪くなるので接種を悩んでいる方等はぜひ一度当院へご相談ください。
検査のために採血が必要となりますので、同時に健康診断のための血液検査もオススメいたします。
(検査時間やお話にお時間をいただきます。)
副院長 中西 由佳梨