神奈川県横浜市都筑区仲町台5丁目2−25
ハスミドミトリー001
2018年8月24日
外耳炎に続きまして、耳のトラブルに耳血腫というものがあります。それ程多い病気という印象はないのですが、ここ数ヶ月で何件かご相談がありました。
耳介(耳のヒラヒラした部分、柴犬のように立っていたり、ダックスのように垂れていたりします)と呼ばれる部分に血液や漿液が貯まった状態を耳血腫と言います。多くの方は、耳を気にしている、耳が腫れている等で連れて来られます。
外耳炎に伴い耳が痒くなり、振ったり掻いたりして耳内部の血管が損傷して発症するというような物理的な要因の他、免疫的な要因が考えられているようですが、実は発症原因はまだよくわかってないようです。
治療法は、耳介の表面と裏面を縫い合わせる方法、排液のための穴を開ける方法、穴がしばらく閉じないようにチューブを入れたままにする方法、インターフェロンやステロイド剤を耳の中に注入する方法等があります。それぞれの治療にはメリットとデメリットがありますので、もし耳血腫になった場合は、よく担当の先生と相談してください。