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《眼科・外科》まぶたのできもの・眼瞼腫瘤・眼瞼腫瘍

2022年11月21日

今回は「まぶたのできもの」について書かせていただきます。

まぶたのできものは、猫ちゃんでは少ないですが、わんちゃんでは時々認められます。

一概にできものと言っても、色々なパターンがあり、実はきちんと診断名を付けようと思うと、意外と難しい面があります。

例えば、できもの(腫瘤)というわけではなく、目を擦るなどして瞼が炎症を起こしているパターン、マイボーム腺という涙の脂の成分を分泌する腺が詰まって炎症を起こしているパターン、あと腫瘍などがあります。

じゃあどれなの?となった時、経過や肉眼所見、瞼の裏側でマイボーム腺が詰まっている所見はないか、試しにできものを絞ってみてマイボーム腺の分泌物が出るかどうか(本人がやらせてくれるかどうか)、目薬や飲み薬で出来物が無くなるか等をチェックしていきます。腫瘍が疑われる際に確定診断しようと思った時には、切除をして組織生検が必要となります。でもいきなり手術で取るって言われたらビックリしますよね。私も飼い主さんだったらビックリします。こういう時、体の他の部分だと、針を刺して細胞を採って、腫瘍かどうか良性か悪性かをある程度当たりをつけることができます。しかし瞼の場合は、眼球があるので、針を刺すのも中々に大変です。この辺りがまぶたのできものの難しいところとなります。

具体例についても載せてみます。この子は良性腫瘍(切除後の病理検査で確定診断が出ています)が眼球を傷つけそうだったので切除しました。

↑切除前のできもも(まぶたの内側にもせりだしています)

 

↑切除直後のまぶたの状態

 

↑切除した出来物

V字に瞼を切除しています

瞼の機能と見た目に影響のない範囲で、念の為、正常な組織を含めて切除しています

切除した出来物は病理組織検査に提出しました

↑1週間後の抜糸直後

幸いなことに、今回のできものは良性でした。また瞼の機能も見た目も特に問題なく終わりました

 

良性腫瘍の場合は、命に影響することはないのですが、大きくなって眼に傷を作ってしまうケースがあります。大きくなって取ると、目の形が変わってしまう、瞬きの機能に影響するなどのデメリットがあります。一方で小さな出来物が将来本当に大きくなるのか、傷をつけるレベルまでなるのか、そもそも腫瘍なのか、あと麻酔のリスクもありますので、どう対応していくことが良いのかは中々の難題です。

今回のこの子は、切除をしましたが、その子その子の状況によって、様々な選択があると思いますので、かかりつけの先生とよくご相談してみてください。